
※今回から、【クラスルーム編】がスタートします。
もう印刷・配布作業に追われない
全国の先生方、今日もお疲れ様です。
Google Workspace for Education 活用Tipsの新シリーズ「Google Classroom編」がスタートします。
毎朝の学級経営や事務で、こんな忙しさに追われていませんか?
「毎日の『連絡帳』や『連絡事項』を黒板に書くのに時間がかかる…」
「『学級通信』や『学年だより』を印刷して、折って、配る作業だけで放課後が終わってしまう…」
「欠席した生徒への連絡事項の伝えもれが心配…」
印刷機の前で刷り上がりを待つ時間は、もったいないですよね。
今回ご紹介するGoogle Classroom(グーグル クラスルーム)を使えば、クラスのデジタル空間を一瞬で作成し、おたよりや連絡事項をペーパーレスでスマートに届けることができます。
1. わずか30秒。デジタル教室(クラス)の作り方
まずは、あなたのクラス専用の「デジタル教室」を開設してみましょう。
【設定手順】
1. Google アプリランチャー(一覧、九つの点のアイコン)から [Classroom] を開きます。
2. 画面右上にある [+]ボタン > [クラスを作成] をクリック。
3. 「クラス名(例: 1年A組)」を入力し、[作成]を押します。
これだけで、クラス専用のオンライン空間が完成します。
2. 生徒をクラスに招待する
作成したクラスに、子どもたちを参加させましょう。主な方法は2つです。
方法A: クラスコードを提示する(おすすめ)
クラス画面の左上に表示されている「クラスコード(英数字)」を黒板やモニターに大きく表示します。生徒側はClassroomの[+]>[クラスに参加]からそのコードを入力するだけで参加完了です。
方法B: 招待リンクを共有する
クラスコードの横にある[招待リンクをコピー]をクリックし、チャットやメール等で共有することもできます。
3. 「ストリーム」で連絡事項を一斉配信
クラスに入ると、最初に出てくるのが「ストリーム」という掲示板のような画面です。
ここに「連絡事項」や「学級通信(PDFや画像)」を投稿することで、クラス全員へ瞬時に共有できます。
【投稿手順】
1. ストリーム画面の [クラスにアナウンス…] をクリックします。
2. 伝えたいメッセージを入力します(例: 「明日の持ち物は〇〇です」)。
3. 連絡プリント(Google ドライブ内のファイルやPDF)がある場合は、[ドライブ]や[添付] ボタンから追加します。
4. [投稿]を押せば完了です。
「明日のお知らせ」を前日の放課後に[予約投稿]しておき、毎朝自動で配信させるテクニックもおすすめです。
今日のミニ校務ワーク (所要時間: 3分)
テスト用のクラスを作って、最初の「ウェルカムメッセージ」を投稿してみましょう。
課題: テストクラスを作ってアナウンスを投稿しよう
1. Classroomを開き、右上 [+]>[クラスを作成] で テスト学級 というクラスを作ります。
2. ストリーム画面の [クラスにアナウンス…] をクリックします。
3. 「皆さん、こんにちは。今日からここでお知らせを共有します。」と入力します。
4. [投稿]を押してみましょう。
★ここをチェック!
ストリームのタイムラインに、あなたの投稿がタイムスタンプ付きで綺麗に表示されましたか?
これで「紙を配らなくても伝わるデジタル掲示板」の準備が整いました。
10歳からわかる「まとめ」
情報は「配るもの」から「置いておくもの」へ
いかがでしたか?
おたよりを紙で配ると「失くした」「配られていない」といったトラブルが起こりがちですが、Classroomに置いておけば、生徒にも保護者にも「困ったらここを見ればOK」という安心感が生まれます。
次回(第2回)は、「デジタル教材の整理整頓。『トピック』を活用した迷わない授業資料のストック」をお届けします。授業プリントや動画をスッキリ整理する技の解説です。お楽しみに。
正・反・合
かつて、企業や組織の中で「ナレッジ・マネジメント(知識管理)」の必要性が声高に叫ばれた時期がありました。
多くの組織で、知識やノウハウが個人の経験にとどまり(属人化)、ベテランと新人で仕事の質の差が大きすぎたり、社内に素晴らしい資料があるのに所在が分からず、何度も同じものを一から作り直したり、といった非効率が起きていたからです。
これは学校現場や子どもたちの学びでもまったく同じです。
最近では探究活動で長期プロジェクトに取り組む学校も増え、「前年度の先輩から後輩への引き継ぎ」が必要になる場面がよくあります。1年上の先輩なら対面で話を聞けますが、「数年前に卒業した先輩がやった実験の詳しいデータを見たい」となったとき、これまでは資料が見つからないことも散見されました。先輩にとっては記録を残す負担が大きすぎ、断念してしまったものと思われます。
しかし、今の私たちには生成AIという強力な相棒がいます。
私たちはただ、ある特定の場所に情報をどんどん「置いておく」だけでいいのです。あとは必要なときに、生成AI(ジェミ兄さん!)に「この中から〇〇の情報を探して」と頼むだけでいいのです。必要な資料が一瞬で引き出されてくることでしょう。その場所としてClassroomは絶好の場所になりえます。もちろん、クラスルーム以外の、例えば、ドライブの共有でも構いません。
とにかく、「情報は配るものから、置いておくものへ」——。
この言葉には、日々の連絡をラクにするだけでなく、学校等、組織やコミュニティの貴重な知恵(ナレッジ)を未来へ残し、AIと共に活用していくという大きな意味も込められているのです。
*本原稿は、ジェミ兄さんとの対話を基に構成されました。
※今回から、【クラスルーム編】がスタートしました。

ジャートム株式会社 代表取締役
学校・企業・自治体、あらゆる人と組織の探究実践をサポート。
Inquiring Mind Saves the Planet. 探究心が地球を救う。
